このページでは電源について説明します。 このロボットには、制御用、動力用、通信用の3系統の電源があります。 1個のバッテリーからうまく3系統に分けたい気持ちはあったのですが、 下記のような異なる性質を要求するため、単純に考えてそれぞれ別バッテリー から取る様にしてしまいました。
・制御用:電圧が安定していなければならない。
・動力用:要求出力が大きい。また、要求する出力の変動も大きい。
・通信用:デジタル回路のノイズを嫌う。
電池選択の理由
入手容易な電池として様々な種類の電池がありますが、
ランニングコスト、初期コスト、入手容易性等から制作の途中までは、
内蔵電源としてニッケルカドミウム蓄電池を使用していました。
しかし97年ころから手持ちの旧式ニッケルカドミウム蓄電池に比べ、 同じくらいの寸法、値段、重量で倍以上の容量を持ったニッケル水素蓄電池 が出てきたので、そちらに変えました。この電池交換だけで航続時間が 倍になってしまいました。
このロボットに使用しているニッケル水素電池です。約6時間で充電できます。 測定はしていませんが、サンヨーのニッケルカドミウム電池の方が、内部抵抗が 少ないように感じます。 |
それぞれの電源の持続時間には、かなりばらつきがあります。 ロボット自体の損傷を避けるため、動力系よりも、制御系の電源ほうが だいぶ長くもつよう設定してあります。
5Vの安定化された電源を用いています。
サーボモーターの駆動には、 安定化していない電源を用いています。1.2V1300mAhのニッケル水素電池を4本直列につなぎ 4.8V1300mAhのバッテリーとして用いています。約30分ほど動く事が出来ます。
RC受信機の駆動には、単3マンガン乾電池4本を使用しています。 安定化はしていません。ノイズ対策のため、制御用電源から 独立させています。