車両型ロボット1(W1)

車両型ロボット1

概要
MSXパソコンからIOボードを通して有線制御するロボットです。 パソコンを使って動かす、初めての工作でした。 MSXマガジンの製作記事に沿ってIOボード、パソコンを利用した工作の本で リレーのボードをそれぞれ作りました。 マイクロスイッチを利用した触角と、クローラーのスプロケット穴を読み取る 赤外線トランジスタが付いています。車体は自作のRCハーフトラックの残骸 を転用しました。

MSXは作りが簡単で使いやすく、好きでした。BIOSのテーブル等も 公開されていて良かったです。ロボットの作り始めとしてはこんなのが 良いのではないでしょうか? Win95PCと比べるとMSXはだいぶ ブラックボックス度が低く思えます。 Win95PCの場合、自分で書いたプログラムからロボットのボードへ たどり着くまでの道のりが少し長いですね。


要目
寸法 15cmくらい
重量(本体) 300gくらい
電源 単3ニッカド電池 * 2/走行用
5 V / 6 A スイッチングレギュレーター
モーター マブチRE-140 * 2/走行用
外界センサー マイクロスイッチの触覚
内界センサー 走行距離計

開発環境
MSX/MSXベーシック

実験項目/製作の目的
シーケンス制御

ソフトウェア
NC言語のような入力で動かすソフト

機構部
田宮のプラ板、トラック&ホイールセット、リモコンギアボックス

制御回路
2個のモーターをON/OFF、正転・逆転させるための4個のディップリレー

センサー
マイクロスイッチ*2


NC言語
例えば先進をForwardのF、右折をRightのRなどと決め
F30 ・・・30cm前進
R90 ・・・90度右旋回
F30 ・・・30cm前進
R135 ・・・135度右旋回
F43 ・・・43cm前進
の様に一連の命令(シーケンス)を与えることによって動かしました。 上の例だと、およそ2等辺直角三角形を描くようにロボットは走ります。

しかし実際には、左右のモーターの回転数やギア等の抵抗が、 同じ型式でも微妙に異なるためまっすぐに走りません。 また、スプロケットのカウント数と旋回角度の対応を実験から求めても 床の状態が変わると(例えば雑巾をかけたばかりとか)旋回角度が 変わります。そういった訳で実際にはロボットは出発地点へは戻ってきません。


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