このページでは、制御回路について説明します。 制作し、テストするときの便利さや、別のロボットに 制御回路を転用しやすいことなどを考えて、回路をユニット化しています。 制御回路は、パラレルIOボート、信号発生ボード、信号分配ボード、 等のユニットからなります。
PC286から動かすときに使う物と、E-200から動かすときに使う物の2種類があります。
どちらにも8255が1個入っています。入力専用に8bit、入出力兼用で24bit有ります。
「パソコンでモーターをコントロールする」といった趣旨の本の初めのほうに、
回路図が載っていることが多いです。メーカーから市販されている物もあります。
自作しても面白くないので、お金に余裕があれば買ってしまった方が良いでしょう。
(99年現在、8255のような機能は制御用のCPUに内蔵されてしまっているので、
作る必要が無いとも言えます。)
パラレルIOボードとポケコンを接続したところです。 この形でロボットに搭載します。 | |
パラレルIOボードとポケコンの接続を外したところです。 ポケコンとボードはハーフピッチ/40Pのカードエッジコネクタで接続されています。 使用しているICは8255, 74HC138, 74HC32, 74HC245がそれぞれ1つずつです。 基板はサンハヤトのMCC-194Sです。 | |
時代遅れと感じている回路図を、新しく描きなおす気が起きませんが、
文章ではどのような物か分かりませんので、当時の製作メモとして残してあった
フリーハンドの回路図もどきを置いておきます。
回路図 1/2 (58 K byte jpeg file)
回路図 2/2 (60 K byte jpeg file)
信号発生ボードから送られてくる信号のバッファリングと
ラジコンの受信機からの信号切り替えをします。
このボードにサーボモーターと受信機を接続します。
パソコンでソフトを作りながらテストするとき、信号発生ボード
からの信号を中継するために作りました。
74LS245,74LS153とコネクターが付いています。
外でテストするときには、信号発生ボードとサーボの距離が近いので
無くてもかまわないのですが、ロボット内部のスペースに余裕があるので
載せてしまいました。
ここにラジコンの受信機をつないでもまともに動きません。 信号レベルの変換(3V->5V)を忘れているからです。 ホームページに書くために、製作の記録をあたってみると、ある時点では レベル変換の必要性に気がついている記述があるのですが、途中で忘れてるようでした。 製作期間が長くなるとこういったこともある様です。 たとえ一人で作る場合でも、製作期間が長くなるときには、途中の記憶喪失に備えるため、 たどり易いドキュメントを残すと良いようですね。
シャープのポケットコンピュータです。4MHzのZ80互換CPUと32Kbyte のRAMを搭載し、単3乾電池4本で数十時間使用できます。Z80のバスの信号が 、カードエッジコネクタで出ているのでワンボードマイコンとしても使えます。 1999年7月の時点では、まだ販売されていました。RS232接続でインテルヘキサ形式 のファイルを読み込める等ワンボードマイコンと同じ様に使えます。 またキーボードとディスプレイが付いているので、状況によってはこれで プログラムを開発した後で、ワンボードマイコン用のROMを作った方が 便利な事もあります。実行速度を重視しない時にはベーシックでプログラムを 作る事が出来ます。