センサーのページ

概要

このページでは、実際に取りつけたセンサーと、今後取りつけるかもしれない センサーについて説明します。本機は歩行制御について実験するために 製作したロボットなので、自律移動に使用する外界センサーを搭載し ていません。

[関節角度センサー] [足先タッチセンサー] [傾斜センサー] [ラインセンサー]

関節角度センサー

サーボモーターに内蔵されているポテンショメーター以外にはありません。 現在は、ポテンショメーターの出力を歩行制御に使っていませんが、 ポテンショメーターを読むことにより、現在の関節角度と負荷が分かるので 、ゆくゆくは読み込めるようにしようと考えています。


足先タッチセンサー

足の先端にマイクロスイッチを取り付けてタッチセンサーとしています。 足先が、地面に付くとONになります。凹凸のある地面を歩くときに使いました。 タッチセンサーを生かした歩行として、センサーがONになったら接地 したと解釈し、接地脚を切り替えるプログラムを試してみました。 このセンサーは、接地脚セットが完全に自重を支える位置にくる前に ONになるため、1歩ごとに胴体と地面の間隔が小さくなってきました。 足先接地の判断が単純でないことが分かりました。

本機に使用したサーボモーターには、発生トルクと消費電流がおよそ比例する 性質がありました。そこで主に自重を支える1番サーボの消費電流をモニター すれば、接地を知る間接的なセンサーとすることが出来ると思いました。 起動時の電流上昇と、接地時の電流上昇をうまく判断する必要があると思います。 機会を見て試してみようと考えています。

Touch sensor behind a leg./6l_body2.gif 9 K byte 脚の裏側から見た写真です。ゴムの脚が3mmのシャフトの先にボルト止 めしてあります。このシャフトがスライドし、マイクロスイッチを 動かします。足の太さよりも、ゴムの先端部分の直径が小さいので、 足のプラスチックの部分で接地し、タッチセンサーが利かないことが 時々ありました。改善の余地あるレイアウトでした。


傾斜センサー

胴体が傾斜しているかどうかを知るための水銀スイッチです。 前後に傾斜するとONになるものと、左右に傾斜するとONになるものとの 2種類、4個の水銀スイッチがあります。前述のタッチセンサーを使用 したプログラムでは、 胴体のロードクリアランスが小さくなってくると同時に、1歩ごとに 傾斜してきます。これを正すために取り付けました。

Lean sensor./ 11 K byte 胴体後部のクローズアップ写真です。取り付け角度の微調整が利くように、 4個の水銀スイッチが付いています。PCから制御するときだけ使います。 操縦するときは外しています。


ラインセンサー

赤外線発光ダイオードとフォトトランジスタをペアにしたラインセンサーです。 ライントレーサーロボットによく付いているものと同じです。ロボット整備用の台 の決まった位置へ自動的に誘導する実験用に付けました。将来自律型にしたときに、 自動的に充電器(整備台)へドッキングする動作を想定してこの実験を行いました。

Mounted view of IR line sensor. ロボットにセンサーを取り付けたところです。ロボットの下にある物が 整備台です。ロボット全体を左右に動かしながら、センサー出力を 読み込むことにより、整備台とその上に描かれた線を検出します。 線の白黒の反転を検出して台の端を認識します。
Top view of IR line sensor. センサーユニットをとり外したところです。基板上面の赤色LEDで センサー入力を確認できます。
Side view of IR line sensor. センサーユニット裏面です。赤外線LEDとフォトセンサーのマウント 方法が確認できます。


6足歩行ロボットのトップページへ戻る

ホームへ戻る