プラ板工作のページ

どんな形に作るのか、動き、強度、組立方、重量などを考えながらいろいろと絵を描いてみます。

・ラフな設計

スケッチを元にして各部を適当な寸法に決めて図面を描いてみます。 このときにサーボや基板などが上手く取り付けられ、関節が動く範囲が十分かどうかなどを 検討します。

・組立方の検討

うまくネジが締められるか？正確に組み立てるためには基準をどこにするか？ などを考えつつ立体図を描いてみます。
（３Ｄ−ＣＡＤを使ったときは手描きしません）

・詳細な設計

プラ板の板の厚さを考慮し、接着する部分に関して詳細を決める図面を描きます。 軸の穴やネジの穴もこの時決めます。
ちなみにこの図面はフリーソフトのJW_CAD For Windowsで描きました。(作成者の方に感謝)

でも、誰か某３ＤＣＡＤ（フランスの戦闘機がパンフレットに描いてある） の３Ｄのコアの部分と動きのシミュレーションくらいの機能を含んだフリーソフトを作って くれないかな〜などと思っています。自分で「ロボットの開発支援システムを作ろうか」 と思うこともありますが、そうするとしばらくロボットそのものを作る暇が無くなるので、 思うだけです・・・


（関係ないのですが、見た目のバランスを確認するため、Ｖ３の図面と合成してます）

・材料の切り出し

図面に従って材料を切り出します。金尺で計り、シャープペン、ディバイダー、けがき針 等で印を付けた後、プラカッターとカッターナイフで傷を付け、板を折り曲げることによって 切ってゆきます。（いい加減なものです）
接着する端面は、板に巻き付けた#240程度のサンドペーパーできれいにしておきます。 ここでの加工の正確さが、接着した後の強度に影響します。 １個の部品を３本の2mmネジでとめる場合など、中心の穴のみ 2mmで開け、後は重なり合う部品の外側の部品にだけ1mmの穴を開けておきます。

・接着

組立順序の検討に従い組み立てます。関節周りなど重要な場所が正確になるように 組み立てて行きます。

・仮組

一部のネジを位置合わせの基準にする等して、後は現物合わせで組んで行きます。

・本組

全部のネジを締め、隣接するユニットと組み合わせます。 この後も軸にグリスを塗ったり、サーボロッドの長さを調節したり等、何回か 分解、組立をする時もあります。