頭の部分は、主に「マイコンとカメラを入れる場所」として設計を始めました。 簡単に作るために箱型とし、マイコンとアナログ信号を出すセンサ類を、なるべく短い距離で 配線できることと、センサを配置した結果が「顔っぽく見える」こと等に留意しました。
首の可動範囲については、ヨー軸方向は、距離センサーでレーダーチャート を作る時の事を考えて±90度としました。ピッチ軸方向は手で拾おうとしているモノを 視野に納められることと、部屋の天井を見上げたり、床から近くに立っている人を見上げたり 出来るように±75度としました。
全体における頭の位置は、上記の視野確保等の目的に沿うよう一番高いところということで、 今の場所に決めました。
腕部機構
腕は、肩や肘の関節がRCサーボの可動範囲いっぱいまで動けるように考えた関節の
配置としています。腕の長さは、床に置いてある知能ロボコンのスポンジボールに
手が届く長さということで決めました。パワーは、腕を伸ばした状態でも自分の腕の
重量を支えられることと、床の上から50g程度のモノを持ち上げられることを
設計の仕様としました。
肩部構造
このアームは、肩のピッチ軸方向の関節だけが片持ちの軸受けになっています。
そこで、モノを持ち上げた時などに発生する、軸に垂直な方向の荷重を支持するため、
サーボホーンと同じ高さの箱で囲んで支持するようにしています。
首部構造
ここも片持ちの軸受けになっているので、肩と同様にサーボホーンと同じ高さの箱で囲
んで支持するようにしています。
腰部構造
ここも片持ちの軸受けになっています。上半身の重量によって、RCサーボの軸に対して
スラスト方向に、比較的大きな一定方向の荷重がかかるので、RCサーボにスラスト荷重を
かけずに、スムーズに動くように、上半身を3個のローラーで支えるようにしています。
また、軸芯が狂っていても動くように、RCサーボはゴムブッシュを介して緩く弾性支持
しています。
移動ユニットType1
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03.03.30 移動ユニットType1の写真です。田宮模型の「ショベルドーザー」キットに秋月のH8/3664マイコンキットが載っています。 キットの部品は、 「博物館」のページで紹介している「W1」の部品と見た目は似ていますが、材質も 金型も新しくなっていました。 「こんなに簡単で良いの」と言うくらい簡単に組上がります。 |
移動ユニットType2
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03.12.30 移動ユニットType2の写真です。 プラ板の箱に、「楽しい工作」のギアボックスとタイヤが付いています。キャスターは ホームセンターで売っているものです。マイコンはH8/3052Fが付いています。 |
CADデータ(JW-CAD for Windows Var.3.10用)